[WWDC]iOS16での新機能まとめ

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WWDC

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パワフルな体験を届けよう

iOSは、世界で最も先進的なモバイルオペレーティングシステムです。iOS 16が提供するエキサイティングな新しいAPIと多彩な機能を活用すると、Appでもっと多くのことをもっと簡単にできるようになります。ロック画面にウィジェットを表示する、マップの機能強化を活用する、新しくなったAppショートカットでSiriを使ってタスクを実行する、コンテンツをより簡単に共有するなど、ほかにもたくさんのことができます。主な最新テクノロジーを紹介します。

WidgetKit

WidgetKitでは、SwiftUIを活用して、Apple WatchのコンプリケーションおよびiPhoneのロック画面のウィジェットを作成できるようになったため、ユーザーが一目で確認できることが増えました。iOS 16用とwatchOS 9用のコードをいったん作成すれば、そのインフラストラクチャを既存のホーム画面のウィジェットと共有できます。

ウィジェットについてさらに詳しく

iPhoneのロック画面にフィットネスウィジェットが表示されている

App Intent

App上でのタスクが、音声やタップ操作で簡単に実行できるようになります。App Intentは、アクションを短時間で簡単に構築できるよう設計されたSwift専用の新しいフレームワークで、新しいAppショートカットを構築するために使用できます。Appショートカットを使うためにユーザー設定は必要なく、AppがiOS、iPadOS、watchOSにインストールされると同時に利用可能になり、ショートカットApp、Spotlight、Siriから実行できます。Appショートカットはパラメータと別名に対応しているため、ユーザーはSiriを通してより自然にAppとやり取りできます。

App Intentについてさらに詳しく

iPhoneにiRobotのAppショートカットが表示されている

マップ

非常に詳細な3D都市体験を含め、新しくなったマップを最大限に活用しましょう。3D地図にシームレスに統合するオーバーレイを使用してデータを視覚化し、Selectable Map FeaturesとLook Around APIを使用し、インタラクティブで臨場感あふれる体験を生み出すことができます。新しいMaps Server APIは、パフォーマンスの向上、データ使用量の削減、バッテリー持続時間の改善を実現します。

マップについてさらに詳しく

iPhoneにAppleマップが3D表示されている

App内課金

新しいAPIと最新の機能強化を活用すると、より優れたApp内課金体験を生み出すことができます。XcodeにApp Store ConnectからのApp内課金アイテムを同期したり、AppにStoreKitのメッセージシートを表示する条件をコントロールしたり、App内にオファーコード利用シートを表示したりできます。テスト通知をリクエストする機能や、App内課金の追加シナリオをSandbox環境とXcodeでテストする機能など、新しいテスト機能を活用して優れたユーザー体験を構築できます。

App内課金の機能強化についてさらに詳しく

Metal 3

Metalには、低オーバーヘッドのAPI、ハイレベルのシェーディング言語、緊密に統合されたグラフィックスと演算プログラム、GPUのプロファイル/デバッグ用の高度なツールセットが用意されているため、Appleプラットフォームでハードウェアアクセラレーターを使用するグラフィックスの強化が可能です。またMetal 3には、ゲームやプロ向けAppでAppleシリコンのポテンシャルを最大限に発揮するためのパワフルな機能が追加されました。より短時間での高解像度グラフィックスのレンダリング、より高速なリソースの読み込み、GPUを活用した機械学習ネットワークのトレーニングなどが可能になりました。

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WeatherKit

幅広いデータに基づいた有益な気象情報をAppやサービスで提供することにより、ユーザーは最新情報を確認し、身を守り、備えることができます。WeatherKitは、プラットフォーム固有のSwift APIを使って簡単にAppに導入できます。その他のプラットフォームでも、REST APIを使って利用できます。

WeatherKitについてさらに詳しく

RoomPlan

ARKitを活用するRoomPlanは、iPhoneやiPadのカメラとLiDARスキャナを使用して部屋の3D見取り図を作成する新しいSwift APIです。見取り図には部屋の寸法や家具の種類などの主な特徴を含めることができます。

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ARKit 6

4Kビデオ対応のARKit 6は、目を見張るような、高解像度の4Kビデオをキャプチャできます。プロフェッショナルな映像編集、映画製作、ソーシャルメディアなどのAppに最適です。ビデオとキャプチャの機能が拡張され、HDRビデオとバックグラウンドでの高解像度の画像キャプチャに対応しました。またARKit 6では、ロケーションアンカーがモントリオール、シドニー、シンガポール、東京などの都市に新たに対応し、モーションキャプチャの機能も強化されています。

ARKit 6についてさらに詳しく

機械学習

Core MLで、Xcodeの新しいInstrumentsとパフォーマンスレポートが追加され、MLを活用する機能を分析できるようになりました。新しいFloat16データタイプ、効率的な出力バッキング、負荷分散圧縮、メモリ内モデルのサポートと、CPUおよびNeural Engineへの演算を限定する新しいオプションにより、Core MLの統合を最適化できます。

Create ML APIを活用してユーザーの入力またはデバイス上の動作から直接モデルをトレーニングすることで、Appにダイナミックな機能を実装しましょう。これにより、ユーザーのプライバシーを保護しつつ、状況に応じパーソナライズされた体験を提供することができます。新しいCreate ML Componentsフレームワークと、豊富なMLビルディングブロックとを組み合わせることで、独自のカスタムモデルとトレーニングパイプラインを定義できます。

機械学習についてさらに詳しく

SharePlay

SharePlayを使って、FaceTime内だけでなく、メッセージAppでも体験を直接共有できるようになりました。iOSとiPadOSでは、SharePlay対応のAppがFaceTimeコントロールにも表示されるため、ユーザーはAppで利用できる共有機能を発見しやすくなります。

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あなたと共有 

新しいShared with YouフレームワークとCollaboratio APIを使用することにより、Appが提供するコラボレーション体験をメッセージApp内やFaceTime内に表示させ、ユーザーがメッセージApp内で共有したコンテンツを、App内の新しい「あなたと共有」セクションでハイライトすることが可能です。

「あなたと共有」についてさらに詳しく

Focus filter API

集中モードフィルタにより、集中モードの設定をより有益な形で反映させることが可能になりました。ユーザーが選択した集中モード設定に基づき、そのユーザーにとって重要な情報のみがApp内に表示されます。また、集中モード設定の具体的な情報はAppに提供されないため、プライバシーも保護されます。

集中モードフィルタについてさらに詳しく

ウォレットとApple Pay

運転免許証と州発行の身分証明書に対応したAppleウォレットの新機能を統合することにより、App内でユーザーの年齢確認や本人確認を安全に行うことができます。Apple Payトランザクションのレシートと注文追跡情報の詳細がウォレットに表示されるようになったため、注文状況の更新を通知できるようになり、カスタマーサービスや注文管理オプションにも簡単にアクセスできるようになります。

支払い用のAppでは、非接触型のクレジット/デビットカード、Apple Pay、 Apple Watch、およびその他のデジタルウォレットを搭載したスマートフォンによる非接触での支払いがiPhone本体で可能になり、端末やハードウェアも不要です。新しいApple PayのマーチャントトークンおよびPayment Request APIのトランザクションタイプを使うことで、自動支払いや定期支払い体験を細かく調整できます。また、1つのApple Pay支払いシートを使用して、複数の支払い先に対して購入金額を指定する機能を追加することも可能です。

ウォレットの新機能についてさらに詳しく

Apple Payの新機能についてさらに詳しく

CarPlay

車内でよりスマートかつ安全にiPhoneを使用できるCarPlayでは、経路案内、電話、メッセージの送受信、音楽の再生を、運転に集中しながら車載ディスプレイ上で実行できます。運転タスクAppは、運転中の主要なタスクに関するサポートをユーザーに提供します。EV充電Appが統合された給油Appは、給油と充電を管理してスムーズなドライブを可能にします。ナビゲーションAppでは、ドライバーの正面にあるメーターパネルなど、2つ目の場所に地図や詳細な経路案内を表示させることができるようになりました。また、新しいCarPlayシミュレータでは、CarPlay環境を完全に再現できるため、デスクを離れることなくMac上でCarPlay対応Appを開発できます。

CarPlayについて詳しく

パスキー

アカウント認証の業界標準規格をベースとしたパスキーにより、パスワードが暗号鍵のペアに変更され、より簡単に使用できるようになったのと同時に、安全性もさらに向上しました。パスキーに切り替えることで、各種プラットフォームでシンプルかつ安全にAppやWebサイトにサインインでき、パスワードも必要なくなります。

パスキーについてさらに詳しく

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