Appleのアプリ内課金(In-App Purchase, IAP)
Appleのアプリ内課金(In-App Purchase, IAP)では、Appleが決済処理を行い、開発者(アプリ運営者)には購入者の個人情報(氏名、住所、メールアドレスなど)は提供されません。したがって、Apple Payを利用したIAPで購入された商品についても、開発者が直接お客様の住所情報を知ることはできません。
お客様の住所情報を取得する方法
Appleのプライバシーポリシーに従い、以下の方法を使って住所情報を取得することができます。
1. アプリ内で直接入力してもらう
- 物理的な商品の配送やサービス提供が必要な場合、購入時にユーザーに住所を入力してもらうフォームを設置する。
- たとえば、アプリ内で「お届け先住所を入力してください」という画面を作成し、ユーザーに情報を入力させる。
2. 外部決済システムを使用する
- Appleのアプリ内課金(IAP)を使わずに、Stripe、PayPal、Squareなどの決済サービスを利用する。
- これにより、住所情報を直接取得できる。ただし、デジタルコンテンツの販売にはAppleのIAPを使う必要がある(Appleのガイドラインに違反しないよう注意)。
3. ユーザー登録時に住所情報を取得
- 会員登録時に住所情報を入力するように促すことで、購入時に自動で適用できるようにする。
- ただし、強制的に住所入力を求めるとユーザーの離脱につながる可能性があるため、工夫が必要。
4. 物理商品販売なら「Apple Pay on the Web」または「Apple Pay in Store」を利用
- アプリ内課金(IAP)ではなく、Apple Payの外部決済(Apple Pay on the Web / Apple Pay in Store)を使用する。
- これならAppleの決済画面で住所情報を取得し、開発者側でも利用できる。
注意点
- Appleのガイドラインに違反しないようにする(デジタルコンテンツの販売はIAPを使用し、住所情報の取得方法を適切に設計する)。
- 個人情報の取り扱いには十分注意する(プライバシーポリシーを明記し、適切なデータ管理を行う)。
結論
IAP経由で購入したお客様の住所を知ることはできないが、適切な方法でユーザーに直接入力してもらうか、外部決済システムを使うことで取得が可能になる。
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