PassカードをiPhoneアプリに追加しましょう!
Apple Payを使用すると、iOS App、iPadOS App、watchOS App、およびSafariのWebサイト上で、より簡単かつ安全に支払いを行うことができます。 またMessages for BusinessやiMessage ExtensionでもApple Payを利用できるようになりました。
ユーザーは、Face IDやTouch IDを使用するか、Apple Watchをダブルクリックすることで、支払い、配送先、連絡先に関する情報を迅速かつセキュアに提示して決済を実行できます。
Apple Payのシンプルさはユーザーから高い評価を受けているため、Apple Payを導入することでコンバージョン率と新規ユーザー登録率の向上が期待できます。
Appleウォレットでは、ポイントカード、搭乗券、チケット、ギフトカードなどのパスカードを1か所で便利に管理して使用することができます。
Apple WalletやPassについて調査し、Passを作ってみましょう。
Appleウォレットに対応すると、iPhone、iPod touch、Apple Watchのユーザーに対して、位置情報に応じた関連情報を提供し、適切なパスを表示することができます。このパスを作る方法を紹介しています。
Apple Payを勉強しよう!
ビデオやドキュメントなどのリソースを活用して、AppやWebサイトへのApple Payの統合に関する詳しい情報を確認することができます。
https://developer.apple.com/jp/apple-pay/resources/
Apple Payの実装
Apple Payをサポートするために必要なデベロッパアカウントの設定方法、トランザクションが正常に完了したかの確認方法、さらにはAppやWebサイトでガイドラインに基づいたApple Payの実装を確実に行う方法についてご確認ください。
https://developer.apple.com/jp/apple-pay/implementation/
Passカードの作成方法
- Passはアプリ、メール、Webのいずれかで配信する事ができる
- Passは作成できるスタイルが5種類あり(上記の”作成できるPassについて”を参照)選択したスタイルに応じて、パスの外観および対象となる時間枠や位置情報の適用範囲を含む表示内容が自動的に決まる
- Passの開発にはPassKitを利用する(後にわかった事ですが、Pass自体はJSONで作成します)
- 作成したPassをWalletで管理するにはApple Developerアカウントに関連付けられている証明書でパスに署名する必要があり、証明書がないとWalletでPassを認証する事ができない(つまりWalletに入れる事ができない)
- Passの使用方法としてバーコードとNCFがあるがNFC対応のPassを作成するにはNFC 証明書のリクエストが必要
Step1:サンプルパスを入手する
以下のリンクから、パスを作る上での最低限のサンプルでーたをDLできます。WalletCompanionFilesというフォルダに必要なファイルが一式DLできますので、このデータを使って自分好みにカスタマイズしていくことになります。
Step2:サンプルパスを変更する。
ダウンロードしたサンプルパスを使って、以下工程を満たして、パスを作成します。この流れを通して、パスを作ることになります。
サンプルパスには、乗車券、クーポン券、メンバー証など複数のサンプルが入っていますので、自分が作りたいパスをベースにファイルを修正します。
- 証明書の作成
- .passファイル作成
- signpass取得
- Passの生成
証明書の作成
Apple Developerサイト(App Store Connect)にある「証明書、ID、プロファイル」の証明書に行き証明書を作ります。Pass IDを作成して、どのIDを使うのかを定義します。
Appの開発、テスト、配信に必要な証明書、ID、プロファイル、デバイスを管理できます。
- 証明書
証明書のPass Type のidentifierを作成します。
Pass Type IDsを選択します。
適切な説明とxCodeアプリのIDを登録します。
.passファイル作成
サンプルから取得したパスを編集します。
ファイル内にあるpass.jsonを開きpassTypeIdentifierに先ほど作成したIdentifierを、teamIdentifierにはTeam IDを入力します。
ここで、必要となる情報をJSONで変更します。
signpass取得
Macより、自分のメールアドレスを選択して、必要な証明書を作成します。この時に自分のMac PCを使って証明書を作ります。
このタイミングで生成した、証明書を、App Store Connectに登録して準備完了です。
Passの生成
./signpass -p Coupon.passを実行する。
Apple Wallet パスサーバーリファレンス実装方法を使って会員証などの集客ツールを作成する
Passをカスタマイズしてみよう
カラーコードを利用して、rgbの設定を決めてみよう。
Apple Walletに入れるPassの種類を意識してアプリに入れる好みの会員証を作る
アプリの会員証を作りたいと思います。
アプリを入れて、常に使ってくれている人に対して、アプリ会員証用意し、アプリ会員証を購入してくれた人を優遇することは、とても自然なことではないでしょうか?では、どのような会員証を作ると皆さんに喜んでもらえるのか考えてみましょう。
イメージとしては、Appleで紹介されている、学生証のイメージが良いのではないかと思いました。
私が開発しているアプリケーションは、アプリ内ポイントを使っていることもあり、また、個人個人をしっかりと判断するようにして、地域のクーポンを受け取ったりすることを想定しているからです。
学生証の内容について、どのように組み込めば良いかを考えていきましょう。
エクスプレスモードについて詳しくは、こちらの記事を参照してください。
Apple Walletの学生証@Passをイメージしたパスを作成する。
Apple Walletのパスの作り方はイメージができるようになりました。
Jsonファイルを修正し、画像データを用意することで、あらかじめ決められた構造でWalletのパスを作ることができます。
学生寮や図書館への出入り、学生食堂での飲食代の支払い、購買部での書籍や日用品の支払いなど、実物の学生証を使える場所ならどこでも、iPhone や Apple Watch 上の学生証を使えます。
学生証を Apple ウォレットに追加すると自動的にエクスプレスモードがオンになるので、ワンタップで学生証を使えるようになります。デバイスのスリープやロックを解除する必要はなく、Face ID、Touch ID、またはパスコードでの認証も不要です。デバイスを非接触型リーダーの近くにかざすだけで使えます。
https://support.apple.com/ja-jp/HT208965
・アプリ内のアイテムを購入したPassを表示させる。
【検討ポイント】
一度購入したらずっと使えるアプリ会員証にするのか、2023年度など1年間に区切ったものにするのか。
→StandardとProを作って、Standardは常に表示できるようにする。Proは、期限付きで表示できるようにする。
・学生証の特徴上、会員証を紛失したときや、学生としての身分では無くなった時に有効期限が消える、iPhone で学生証アカウントに残高を入れて対応することができるなど、地域のアプリとして会員証を作ることができれば、限られた人に対してサービスを提供することができるようになります。
このような形で、アプリのメンバーカードを表示させるということを目指しています。
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